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ご皇室の祖先神
2010年 12月 20日
6.三つの宝物の由来
高天原(たかあまはら)に昇られた須佐之男命の乱暴がすぎたので、天照大御神が天(あめ)の岩屋戸(いわやと)にお隠れになったとき、多くの妖(わざわい)が起ってきました。そこで、天の岩屋戸から何とか早くお出ましいただこうと、八百万の神が集まり考え行動されたことが、『古事記』に次のように書かれています。『・・・・常世(とこよ)の長鳴鳥を集めて鳴かしめて、天の安河(やすかわ)の河上の天の堅石(かたしは)を取り、天の金山(かなやま)の鉄(まかね)を取りて、鍛人(かぬち)天津麻羅(あまつまら)を求(ま)ぎて、伊斯許理度売命(いしこりどめのみこと)に科(おお)せて鏡を作らしめ、玉祖命(たまのおやのみこと)に科(おお)せて八尺勾璁の五百津(いおつ)の御すまるの珠を作らしめて、天児屋命(あめのこやねのみこと)・布刀玉命(ふとたまのみこと)を召して、天の香山(かぐやま)の真男鹿(まおしか)の肩を全抜(うつぬ)きに抜きて、天の香山の天のははかを取りて、占合(うらな)ひまかなはしめて、天の香山の五百津真賢木(いおつまさかき)を根こじにこじて、上枝(はつえ)に八尺勾璁の五百津の御すまるの玉を取り著(つ)け、中枝(なかつえ)に八咫鏡(やたのかがみ)を取りかけ・・・・』天宇受売命(あめのうずめのみこと)が神懸(かみがか)りして踊りくるい、八百万の神たちも大咲いして明るく振るまったのです。「何事が起ったのか」と思って、岩屋戸を少し開けて覗かれた天照大御神を天手力男神(あめのたじからおのかみ)が戸を開け、御手を取って引き出されました。それで高天原も葦原中国(あしはらのなかつくに)も、ともに照り明るくなったのです。 このときの八尺勾璁のことであり、八咫鏡なのであります。これに須佐之男命が八俣大蛇(やまたのおろち)を退治したときに、その尾から出てきた刀を、天照大御神に献上したと書かれているところの草薙剣が加わっております。『古事記』や『日本書記』には、最初から草薙剣と書いてありますが、『日本書記』の一書に、「もとの名は天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)。大蛇のいる上に常に雲があったので、かく名づけた」と書かれています。 国史絵画の説明:天照大御神、点岩屋戸隠れ(神宮徴古館蔵)
by ikawazukbr
| 2010-12-20 16:22
| 伊勢神宮
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