井蛙見聞録
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井の中の蛙見聞録
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みささぎ参拝の薦め
(33)第33代:推古天皇(つづき13)

(33特4)十七条憲法(山口悌治先生の著書『万葉の世界と精神』より)条文は「旧かなづかい」のままにしてある。

〔第1条:和(わ)をもって貴(とおとし)となし、忓(さか)ふること無きを宗(むね)と為(せ)よ。人皆党(たむら)あり、また達(さと)れる者少し。是をもって、或ひは君父(きみちち)に順(したが)わずして乍(また)隣里(さととなり)に違(たが)ふ。然れども上(かみ)和(やわら)ぎ、下(しも)睦(むつ)びて事を論(あげつら)ふに誯(かな)ふときは、即ち事理(ことわり)自らに通ふ。何事か成(な)らざらむ。〕
 *「和」である。「和」は、心法(しんほう)一如(いちにょ)の自覚であり、仏子の自覚であり、神の子の自覚である。生かし合いであり、円満であり、具足である。「和」こそ生成の原理であり、国家存立の基底であり、人間の本質である。

〔第2条:篤(あつ)く三宝(さんぽう)を敬(うやま)え。三宝は仏法僧なり。即ち四生の終帰(よりどころ)。万国の極宗(きわめのむね)なり。何(いづれ)の世何(いづれ)の人かこの法(のり)を貴(とうと)ばざる。人丈(はなは)だ悪しきもの鮮(すくな)し。能(よ)く教ふるときは従う。それ三宝に帰(よ)りまつらずば、何をもってか枉(まが)れるを直(なお)さむ。〕
 *真理国家としての理念の現成に仏法を摂取された。

〔第3条:詔(みことのり)を承(うけたまわ)りては必ず謹(つつし)め。君(きみ)をば則(すなわ)ち天(あま)とし、臣(おみ)をば則(すなわ)ち地(つち)とす。天覆(あまおお)い地(つち)載(の)せて、四時順(めぐ)り行き、万気(よろずのき)通ふことを得。地(つち)、天(あま)を覆(おほ)はむと欲(す)るときは、則(すなわ)ち壊(やぶ)るることを致(いた)さむのみ。是をもちて君(きみ)言(のたま)うときは臣承(うけたまわ)り、上(かみ)行うときは下(しも)靡(なび)く。故に詔(みことのり)を承(うけたまわ)りては必ず慎(つつし)め、謹(つつし)まずんば自(みず)からに敗(やぶ)れなむ。〕
 *一君万民の統治の大本と、君臣の分とを的確に明示している。

〔第4条:群卿(まへつぎみ)百寮(もものつかさ)、礼(いやまい)をもって本と為(せ)よ。それ民(たみ)を治(おさ)むる本は、要(かなら)ず礼(いやまい)に在り。上(かみ)礼(いやまい)なきときは、下(しも)斉(ととの)ほらず、下(しも)礼(いやまい)無きときは、必ず罪有り。是をもって群臣(まへつぎみたち)礼(いやまい)有るときは位(くらい)の次(ついで)乱(みだ)れず、百姓(おほむたから)礼(いやまい)有るときは、国家(あめのした)自から治まる。〕
 *政治の原則として儒教が生かされる。
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by ikawazukbr | 2012-08-17 18:07 | 旅行記