井蛙見聞録
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井の中の蛙見聞録
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みささぎ参拝の薦め
(1)第一代:神武天皇:つづき
c.主な出来事
①東征(とうせい)の願い
 神日本磐余彦(かむやまといわれひこの)天皇(さめらみこと)は、生まれながらにして賢くて、気性がしっかりしておられ、15歳で皇太子になられました。成長されて、日向国(ひむかのくに)の吾田邑(あたのむら)の吾平津媛(あひらつひめ)を娶って妃とされ、手研耳(たぎしみみの)命(みこと)が生まれました。45歳になられたとき、兄弟や子供達に申されました。「昔、高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)と天照大神が、この豊葦原瑞穂国(とよあしはらのみずほのくに)を、祖先の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)に授けられた。瓊瓊杵尊は天の戸をおし開き、路をおし分け、先払いを走らせておいでになった。このとき世界は太古の時代で、まだ明るさも充分でなかった。その暗い中に正しい道を開き、この西のほとりを治められた。代々父祖の神々は善政をしき、恩沢がゆき渡った。天孫が降臨されてから、179万2470余年になる。しかし遠い所の国では、まだ王(おおきみ)の恵みが及ばず、村々にはそれぞれの長(おさ)があって、境を設け相争っている。さてまた塩土老翁(しおつちのおじ)に聞くと「東の方に良い土地があり、青い山が取りまいている。その中へ天磐船(あめのいわふね)に乗って飛び降って来た者がいる」と。思うにこの土地は、大業(あまつひつぎ)をひろめ天下(あめのした)を治めるに良いであろう。きっとこの国の中心地であろう。その飛び降って来た者は、鐃速日(にぎはやひ)であろう。そこに行って都を造ろうと思う」と。
 諸皇子達も、「その通りです。私達もそう思います。速やかに実行しましよう。」と申された。この年は、太歳(たいさい)(紀年法)の甲寅(きのえとら)(前667年)で、橿原に即位される7年前である。
②東征の経過
 その年10月5日に、天皇は諸皇子・船軍を率いて東に向われた。→筑紫国の岡水門(おかのみなと)→安芸国の埃宮(えのみや)→吉備国の高島宮(たかしまのみや)→浪速(難波)→川をさかのぼって、河内国、草香村(くさかむら)の白肩津(しらかたのつ)→生駒山を越えて国の内に入ろうとしたとき、長隋彦(ながすねびこ)の軍と戦になった、流れ矢が五瀬命(いつせのみこと)の肱脛に当り負傷され進めなくなった。→天皇はこれを憂いて「自分は日神(ひのかみ)の子孫であるのに,いま日に向って敵を撃とうとしていることは天道に逆らっている。一度、退いて天神(てんしん)地祇(ちぎ)をお祀りし、背に太陽を負い、日神のご威光を受けて、敵に向うのがよいだろう。そうすれば刃に血ぬらずして、敵はきっと破れるだろう」と申され軍を立て直された。
→茅渟(ちぬ)(和泉の海)の山城水門(やまきのみなと)→紀国の竈山(かまやま)(ここで五瀬命が歿くなられた)→名草邑(なくさむら)→熊野の神邑(みわのむら)→稲飯命(いなひのみこと)は海に入られ、三毛入野命(みけいりのみこと)は常世国(とこよのくに)に入られた→天皇は皇子:手研耳命と共に熊野の荒坂津(あらさかのつ)へ、ここで毒気に当り人々皆萎えた→天照大神の命(めい)を受け武甕雷神(たけみかずちのかみ)が高倉下(たかくらじ)に剣を降したまう→高倉下がこの剣(韴霊(ふつのみたま)という)を天皇に献上すると人々皆目覚め起き上った→天照大神が八咫烏(やたからす)を降され導かれて宇陀の下県(しもつこおり)(穿邑(うかちのむら))→八十梟師(やそたける)・兄磯城(えしき)との戦い→長隋彦(ながすねびこ)との戦い、金色の鵄(とび)が飛んできて天皇の弓の先にとまった。その光の威力で勝利し→新城戸岬(にいきとべ)・居勢祝(こせのはふり)・猪祝(いのはふり)・土蜘蛛(つちくも)等を平定された。
③建国の理想
 辛酉(かのととり)年春(前660年)正月月1日、橿原宮において即位なされた。そのとき建国の理想としたのは、先に1.-(2)で述べた通りであります。
 [・・・・・・上(かみ)は則(すなは)ち乾霊(あまつかみ)の国を授けたまひし徳(うつくしび)に答え、下(しも)は則ち皇孫(すめみま)の正(ただしき)を養(やしな)いたまひし心(みこころ)を弘(ひろ)むべし。然て後に、六合(くにのうち)を兼ねて都(みやこ)を開き、八紘(あめのした)を掩(おほ)いて宇(いへ)と為(なさ)むこと、亦可(よ)からずや。・・・・・・」
(『日本書紀』神武天皇橿原(かしはら)奠都(てんと)の詔勅(しょうちょく))
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by ikawazukbr | 2012-04-04 09:52 | 旅行記