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みささぎ参拝の薦め
2012年 03月 05日
(3)神話の意義
先に、日本の建国の理想は、その根源が『古事記』や『日本書紀』に書かれている“神話”に発すると書きましたが、この事について補足しましょう。 谷口雅春先生は『限りなく日本を愛す』154ページに「神話の意義について」次のように説いておられます。 「神話というのは直観によって知られたところの「真理」を象徴的神様物語に現わしたものであります。それは象徴でありますから、其のつもりで解釈しなければならない。真理というものには形がないのであります。(中略)大体真理というものには姿形がないから、それをわからせるのには「喩へ話」を持って来なければ都合が悪いので、仏典の中にも無数の寓話がある。・・・・」 『古事記』上卷の本文冒頭に顕われる神様は、天之御中主神でありますが、谷口雅春先生は、同書186ページに「宇宙の諸々の現象の発する根元の「主」たる神と云う意味が「天之御中主神」であります。」と説いておられます。そして、同書188ページ「中道実相の日本精神」において次のように説いておられます。 「日本人は天を仰ぎ見、地を俯して見、そしてその根元に「中(みなか)」なる主を見たのであります。天に偏らず、地に偏らず、一方に偏して味方せず、中道なのであります。一方に偏るのは、武人の専制になるか、ブルジョア専制になるか、プロレタリア専制になるか、どちらにせよ、その時の権力階級のファッショになります。中道はどちらにも偏しないので、どちらをも完全に生かすのであります。すべての人を神とみてどちらをも完全に生かすとき、それが本当の民主主義になるのであります。しかし「中(みなか)」は決して悪平等ではありません。単なる悪平等は、すべてを生かすことが出来ない。「発して節(せつ)にあたる」のでなければならない。発(あらわ)れては節度おのづから整い、緩急おのづから調和し、万物栄え、万民鼓腹(こふく)するのであります。平等のみを主張して、細胞又は内臓を一平面上に置いたら有機体たる生物は存在し得ないのであります。国家も有機体であることを考えなければなりません。」
by ikawazukbr
| 2012-03-05 11:19
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