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みささぎ参拝の薦め
2012年 03月 02日
(2)日本の建国の理想
我が国の始まりは、神武天皇であらせられますが、その後、歴代の天皇さまを経て、現在、第125代:平成天皇さまに至っております。歴代の天皇さまが終始一貫して求めてこられた日本国の理想は、神武天皇建国の理想[・・・・・・上(かみ)は則(すなは)ち乾霊(あまつかみ)の国を授けたまひし徳(うつくしび)に答え、下(しも)は則ち皇孫(すめみま)の正(ただしき)を養いたまひし心を弘むべし。然て後に、六合(くにのうち)を兼ねて都を開き、八紘(あめのした)を掩(おほ)いて宇(いへ)と為むこと、亦、可(よ)からずや。・・・・」(『日本書記』神武天皇橿原奠都(てんと)の詔勅)であります。 (現代語訳:・・・・・・上(かみ)は天神(あまつかみ)(天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)→天照大神)の国をお授けくださった御徳に答え、下(しも)は皇孫(すめみま)の正しい道徳を育てられた御心を弘めよう。その後に、国の中をひとつにまとめて都を造り、国の隅々までも掩(おほ)って一つの家のようにすることは、まことに良いことではないか。) この理想の根源は、実は『古事記』や『日本書紀』に書かれている“神話”に発するのであり、具体的歴史の中では幾多の紆余曲折が記録されておりますが、理想への大きな流れは変わりません。この事は、後に【陵(みささぎ)】をご案内していく中で明らかになって参りましょう。 谷口雅春先生は、御著書『限りなく日本を愛す』100~101ページに、次のように説いておられます。 「・・・・この聖勅(みことのり)(神武天皇橿原奠都(てんと)の詔勅のこと)が歴史的事実であろうと、創造されたる神話であろうと、吾らはそれを問う必要はないのである。(中略)具体的な過去の歴史的事実は、いまだ完全に本当の「日本の精神」も「日本建国の使命」もあらわれていないのである。それはまだ現象的に時間の序列を経て成就すべき未完成の過程に過ぎなかったのである。過去の具体的な日本の歴史に如何なる欠陥があるにせよ、過去の天皇の一部に如何なる行蹟があったにせよ、それゆえにこそ神話に於いて日本の本当の精神と、日本民族を貫く理想と、将来日本の進むべき使命的方向をハッキリ探らねばならぬのであり、それに基いてこそ日本民族はより一層完全に「日本の理念」を示現する民族となり、陰陽両洋の文明を和合して世界に平和を築くべきであるのである。」
by ikawazukbr
| 2012-03-02 10:36
| 旅行記
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